子どもも大人も読みたい「かがくのお話」

うちの上の子は、5歳になった頃から本を読むのが好きになりました。

今までにはまったのは、「おしりたんてい」シリーズや「マジックの解説マンガ」「どらえもんのことわざ」などです。

ちょっと背伸びして、小学校の低学年向けの本を与えるのがちょうどいいようです。

一番最近購入したのは、『なぜ?どうして? かがくのお話1年生』という本です。

(一緒に本屋に行った際、まず私が見つけて、本人に数ページ読ませてみたら買って欲しいと言われました)

この本には科学に関するお話が36話収録されています。毎回、冒頭で「素朴な疑問」が提示され、それに答える形で話が展開されます。

疑問の内容は、「人間の体の仕組み」や「動物」「食べ物」など、子どもに身近なことばかりです。

この種の本って普通はターゲットを「小学校低学年」等、ある程度幅を持たせて設定すると思うのですが、この本は「小1」に絞っています。

なので難しい漢字は使われておらず、すべての漢字に振り仮名がふってあり、とても分かりやすい説明がされています。

ただし、専門用語(「にゅうし」「えいきゅうし」など)は敢えて避けずに、ひらがな表記でちゃんと使われているので勉強になります。

文中の専門用語は「 」で括ってあるので、子どもにとって難しい単語でもさほどストレスなく読めると思います。

監修された先生によれば、この本は「科学が好きだけど読書は苦手な子」「読書は好きだけど科学には興味がない子」のどちらも楽しめるように作っているそうです。

この本のココがすごい!

大人が読んでも楽しい

この本、うちの子が幼稚園に行っている間に私も読ませてもらいましたが、大人が読んでも楽しいし、ためになります!

大人には常識の話(アリの巣がどうなっているか、犬のマーキング、花の良い香りの理由など)ももちろんありますが、「ウサギの耳は何で長い?」「ペンギンは鳥なのになんで飛べないの?」みたいな急に聞かれると困る疑問も載っています。

ウサギの耳が長い理由:敵が近づいてくる音をよく聴いて逃げるためと、走る時に耳に風を当て、体の熱を冷ますため

ペンギンが飛ばない理由:以前は飛んでいたが、生息地(南極)に敵がおらず食べ物も海の中にあったので、飛ぶ理由がなくなり翼が小さくなった

私が興味深いなと思った文中の雑学は

・人間は1日に5回くらいは自然におならをしている

・ラッコは寝る時、体に海草を巻き付ける(流されないためと、敵から身を守るため)

・今の消しゴムは「ゴム」ではなくプラスチックから作られている

などです。

簡単な実験も紹介されている

虹を人工的に作る方法(※)や、ベーキングパウダーを使ったカップケーキ作りなどが紹介されています。

※丸くつるっとしたペットボトルなどに水を入れて、日向に置くと虹が作れるそうです

科学者の伝記も収録されている

本の中には「科学の伝記」ということで野口英世やエジソンの話も収録されています。

特に野口英世は千円札でおなじみなので、小さい子でも興味を持てると思います。

野口氏の人生は、赤ちゃんの頃の火傷で左手の指がつながっていた話(後に手術で指ができる)、いじめを受けた話、助けてくれた人がいた話など、科学的功績の話を抜きにしても非常に興味深いです。

全体的に「野口さんはべんきょうをがんばったから成功した、みんなも助けてくれた」と勉強の大切さが説かれていました。

お金をすぐ使ってしまうなど「野口氏の悪癖」エピソードも正直に書いてあるのが面白いと思いました。

エジソン氏の方は、小さい頃変人扱いされたこと、何にでも興味と疑問を持ちそれを追及したこと、失敗した発明もあること、などが子どもたちにとって良いメッセージになると思います。

どちらもすごく良い人選ですよね。

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