手軽で安い!5種類の化学実験が楽しめるキット

子どもと楽しくお勉強

子どもを理科好きにするために実験やってます

うちでは将来子どもを理科好きにするために実験をやっていますが、そろそろネタ切れでした。

そんな中、amazonで「5種類の化学実験が楽しめるキット」を見つけました。

実験が5種類もできるのに値段はお手頃(※)だし、レビューを読むとかなり簡単にできるようだったので、購入してみました。

※価格は2017年3月現在、amazonで1400円です。

【科学工作】化学 5種類の実験に挑戦おもしろ化学実験キット

「5種類の実験に挑戦!おもしろ化学実験キット」の中身

中に入っているものはこんな感じです。

・水のり
・試験管 2本
・ビーカー
・スポイト
・試験管立て
・さじ
・ロウト
・ホウ砂2g

試験管があるのがいいですね。本格的な実験っぽくて親のテンションが上がります。

試験管立ても試験管もビーカーもプラスチック製でそんなに本格的ではありませんが、子ども向けなのでむしろ危なくなくていいですね。

5種類実験ができるわりに、わりとあっさりしたキット内容ですが、自宅にあるものも利用しつつ、これでけっこういろいろできるんですよね。

自分で用意するもの

自分で用意しないといけないのは、手に入りやすいものばかりです。
常備している家庭も多いと思います。

・塩
・片栗粉
・牛乳
・酢(またはレモン汁)
・重曹
・布

もしないものがあれば、それを使わない実験からやればいいと思います。

他に、電子レンジも使います。

5種類の実験の内容

実験1:スライム実験

水のりに、ホウ砂を溶かした水を加えてスライムを作ります

※メジャーな実験ですが、ホウ砂の取り扱いには注意が必要です。

ホウ砂についての注意点

ホウ砂は「ほうしゃ」と読みます。鉱物の一種らしいです。

肌が弱い方が触ると発疹が出たり、体内に入ると中毒症状が出ることがあるそうです。できるだけ素手で触らないように気を付けてください。

特に、お子さんが口に入れたり傷口のある手などで触ったりしないように気を付ける必要があります。

でも健康な方が扱うなら、それほど恐れる必要はありません。小学校の実験でも使われるくらいですから。

このキットもよく考えられていて、ホウ砂の量が2gに抑えられています。
これは万が一全部飲み込んでも危険な状況にはならない量のようです。

<実験の解説>

水のりにはプラスチックの一種であるPVA(ポリビニルアルコール)が溶けているそうです。それを、ホウ砂がつなぐそうです。
つながれると弾力が出るそうです。

お子さんへの説明例「ホウシャってやつが、のりに溶けているプラスチックをくっつけるんだって。くっついたらボヨンボヨンになるんだね」

実験2:スーパーボール実験

水のりに、塩を加えてスーパーボールを作ります

スライム実験と材料が似ているのに違うものができるので、比較のため一緒にやるといいかもしれません。

<実験の解説>

塩が入るとPVAの溶けている場所を奪い、PVAは集まって固まるらしいです。
塩析(えんせき)という現象らしいです。

お子さんへの説明例「塩が、のりに溶けているプラスチックの場所を取っちゃうんだって。それでプラスチックはぎゅうぎゅうに押されて集まってボールになるんだって!」

実験3:ダイタランシー実験

水に片栗粉を混ぜた液を、「ゆっくり持ち上げた時」と「素早く持ち上げた時」の動きを観察します

ゆっくり持ち上げると変化はありませんが、素早く持ち上げると一瞬固体のようになるそうです。

<実験の解説>

液体に細かい粒を大量に混ぜた時、その液体を素早く持ち上げると粒がついてこれず水だけついてきて、水のなくなった部分が一瞬固体のようになるそうです。

お子さんへの説明例「この水には粒が溶けてるよね。水は速い動きにもついていけるけど、粒は速いとついていけないんだ。
このスプーンをゆっくり動かすと水も粒もついてこれるよ。でも速く動かすと水だけしかついていけないから、遅れちゃった粒が固まったみたいになるんだって」

実験4:チーズ実験

温めた牛乳を酢(またはレモン汁)と混ぜてチーズを作ります

<実験の解説>

牛乳に溶けているたんぱく質の粒が、熱や酸によって固まるそうです。

お子さんへの説明例「牛乳の中にある粒は、温まったり、酸っぱいものが混ざると固まるんだって!」

実験5:中和実験

重曹水と酢を混ぜて、泡が出る反応を観察します

<実験の解説>

酸性のものとアルカリ性のものを混ぜると、泡が出るなどの反応がおこるそうです。=中和反応

お子さんへの説明例「酸っぱいものと、反対のやつが混ざったら泡が出るんだって」

感想

・うちの子が一番楽しそうだったのはスライム実験なのですが、この実験で使う「ホウ砂」は体内に入ると危ないらしいので、慎重にやりました。

・親として面白かったのは中和実験です。泡が出て来るので見た目が豪華です。

・うちの子の反応が一番薄かったのはダイタランシー実験です。あまり「実験している感」がなかったです。

・出来上がったスーパーボールは単なる白い塊で(まあ当然なんですが)、そんなに「ボール!」って感じではありませんでした。

・実験で作るチーズは食べられません。うちの子はそれが残念そうでした。

・チーズを作る実験では酢とレモンのどちらを使っても良かったのですが、うちは酢を使ったところ臭いがけっこうきつくて子どもが嫌がりました。

最後に

この記事はキットの解説を参考にしつつも、素人がかなり自分の言葉で書いています。
記述にもし不正確な部分がありましたら、こちらまでご連絡ください。メールに気付き次第修正させていただきます。

他の記事でも何か問題がありましたらお知らせください。よろしくお願いします。