前置き
うちの子は幼児にしてはとても器用です。4歳になった今では周りの子も器用になってきたので、ちょっと絵が上手かなって程度ですが、1歳代はよく驚かれていました。
手先の器用さを鍛えていたおかげか、鉛筆や箸などはほとんど苦労せず正しい持ち方を習得しました。
それに比べ、東大卒で何かと文句の多いうちの旦那は、鉛筆も箸も持ち方が変で、それを指摘しても「正しい持ち方なんて誰が決めたんだ!」と言い張ります。
鉛筆の正しい持ち方は、伸び縮みなどの動きがスムーズにできる持ち方なので、字を上手く書けるようになるというメリットがあります。誰かうちの旦那に説教してやってください(笑)
ちなみに、小学生で鉛筆をちゃんと持てる子はクラスの半分以下だそうです。力が足りないのを補うために、人差し指の上に親指を巻き付けて持つ子が多いようです。
手先の器用さと同義で、巧緻性(こうちせい)という言葉があります。私も子どもを産んでから知ったんですが、良かったらおいて覚えておくといいかもです。
前置きが長くなりましたが、今回の記事では「うちの子がどうやって器用になったか」の具体的な方法をご紹介します。
まずはうちの子の「器用さの成長」についてまとめます。
うちの子の器用さがどのように伸びてきたか
・0歳代~1歳3か月までは平均的な成長でした。おててパチパチなどの「大人の真似」や積み木をつむなど、普通にやっていましたが特に早くもなかったです。
・1歳4か月の時、右手・左手ともにピースが自分でできるようになりました
写真撮影の際にピースしていてママ友に驚かれました
関連記事『びっくりされる位早くにピースができるようになるコツ』
・1歳4か月頃からぐるぐるした円を描けるようになりました
・1歳8か月頃から閉じた円を描けるようになり、それを使ってそれなりに上手なアンパンマンを描くことができるようになりました
関連記事『子どもをお絵描き上手にするコツ』
・1歳8か月の時、ボタンを留め外しできるようになりました
幼児教室の体験に行った際、自分でコートの着脱をしていたので先生に驚かれました
関連記事『1歳後半でボタンの掛け外しができる位、器用にさせるコツ』
・1歳8か月の頃、箸を使って一人でご飯を食べられるようになりました
・1歳10か月の時、靴下を自分で履けるようになりました
左右を間違えた場合は、自分で気づいて直していました
・1歳11か月の頃にひもを結べるようになりました
これは器用さに加えて、「どこをどう動かせば結べるのかという理屈」の理解がネックになるようです。
うちの子も最初は理解があやふやで成功確率は5割程度でしたが、だんだん高確率で結べるようになりました。
関連記事『2歳前にひもが結べるようになるコツ』
・2歳0か月の頃、タオルハンカチをくるくると巻いて「たまごやき」と言って遊んでいました
・2歳1か月の頃にハサミが使えるようになりました
関連記事『2歳ではさみが上手になるコツ』
・2歳2か月の頃にマウスで思い通りにクリックできるようになりました
・2歳3か月の時に数字が書けるようになりました
・2歳6か月の時にひらがなが書けるようになりました
関連記事『うちの子が2歳でひらがなが書けるようになった方法』
』
・2歳11か月の時に、折り紙作品(コップ)を一人で折れるようになりました
・3歳6か月の時に、リボン結びが1人でできるようになりました
・3歳6か月の時に、輪ゴムと輪ゴムをつなげるようになりました
<ご注意>
上記のエピソードは育児日記の記録に基づいて書いていますのである程度正確だとは思いますが、徐々にできるようになるものなど、いつできたとみなすのか難しいものもあります。なので、できた月齢などの情報はおおまかなものです。
器用になる方法(うちの子が器用になった秘訣)
ここから、うちの子が器用になったと思われる遊びなどについて書きます。たくさん関連記事もあるので、あわせて読んでいただけると嬉しいです。
0歳代の器用さを育てる遊び (秘訣その1~2)
その1:ベビーサインを教えた
生後7か月頃からベビーサイン(まだ話せない赤ちゃんと意思の疎通を図るための手話のようなもの)を教えました。それにより、手を動かす機会が増えたと思います。
関連記事『東大パパが実践していた、O歳児の知育』
その2:コップ重ねで遊ばせた
0歳代後半からコップを重ねるおもちゃでよく遊びました。
うちにあるのはこどもちゃれんじbabyのものですが、コンビのコップがさねでもいいと思います。
1歳代の器用さを育てる遊び (秘訣その3~19)
その3:たくさん手つかみ食べをさせた
食欲が旺盛な方だったので、1歳前後からたくさん手づかみで食べさせました。
手づかみ食べには、レンジでチンして適当な大きさに切った「にんじん」「さつまいも」「じゃがいも」「とうもろこし」などがおすすめです。
さつまいもは干し芋を買うと、そのまま与えられるので楽ですよ。
他には、「のりを巻いた一口サイズのおにぎり」や「肉団子」、「焼いた魚」なども手づかみ食べさせてました。
その4:絵本のページをめくって遊んだ
絵本は常に手に取れるところに置いていたので、1歳前からよくめくって遊んでいました。上下は逆になったりしていましたが(笑)
しかけ絵本のしかけをめくったり、引っ張ったりするのも好きでした。
たまに親の手帳、メモ帳も奪ってパラパラやっていました。
その5:スプーンをおもちゃにした
早い時期(1歳前後)からスプーンはおもちゃになっていました。
ご飯も自分でスプーンを使って食べたがったので、時間がある時はスプーンの上に落ちにくい食材を乗せて渡してやり、本人に口に運ばせていました。
その6:トングで遊ばせた
うちがよくパン屋で買うせいか、うちの子はトングに憧れていたため、トングのおもちゃを与えました。
与えたトングは幼児雑誌の付録です。ドーナツやパン屋さんがテーマの付録の時にトングもついてくることが多いです。
このトングでブロックなどを挟んだりしてよく遊んでいましたが、お箸などの練習の前段階として良かったのではと思います。
その7:シールを湯水のように使わせた
1歳代からシールを湯水のように使って遊んでいました。幼児雑誌などは「シール○枚付き!」と書いてあるものを買っていました。
その8:早くから安全なペンを持たせた
ペンに興味を示していたので、早くから「スイスイおえかき専用ペン
(お水でおえかきする玩具のペン)」や、「せんせい 黒マグネットペン」を使わせていました。
スイスイおえかきのペンは先が太く水を含ませるだけのものなので安心ですし、せんせいのペンは先がひっこむようになっているので比較的安全です。
そのせいか、ペンを正しく持てるようになったのは1歳5か月頃でした。
その9:いろんな画材を与えた
手先を器用にするにはまずお絵描きが好きになるといいなと思ったので、いろいろな種類の画材を与えてお絵描きに興味を持たせました。
まあ、正直な話、そこまでしなくても子どもは本来お絵描きが好きなので、チラシの裏でもいいとは思います。
関連記事:『子どもをお絵描き上手にするコツ 』
その10:大きいおもちゃより小さいおもちゃを与えた
自宅が狭いマンションで大きいおもちゃは置けないので、うちの子には誤飲しない範囲でできるだけ小さいおもちゃを与えてきました。
そのせいか、器用さとともに集中力もついた気がします。
知育雑誌の付録やこどもちゃれんじのおもちゃは小さいので、それらをよく購入しました。
関連記事
『激安の知育教材、それは幼児雑誌の付録』
その11:いろんなブロックで遊ばせた
1歳になった頃からアンパンマンのブロックで遊ばせました。
まずは外す練習、次にくっつける練習、それから作品?を作れるようになりました。
その後はいろんな種類のブロックで遊んできました。
関連記事『うちの子が持っている知育ブロック』
その12:早くから箸を持たせた
1歳2か月頃から箸に興味を示したので、食卓のベビーチェアに座っている時限定で持たせてやりました。
1歳半頃からは箸2本をまとめて持って、スプーンのように使って食べていました。
1歳8か月の頃、白飯を上手に箸でつまんで食べる動画が残っています。にんじんやじゃがいもなど、掴みにくいものは最初は箸で刺して食べていたようです。
その13:水とコップで思いっきり遊ばせた
コップからコップに水を移す遊びをよくやっていました。(終わった後は必ずお着替えです。気候が良い時しかできません)
また、早い時期からペットボトルから水やお茶などを飲んでいました。
1歳4か月頃に自分でペットボトルからお茶を飲んでいて、通りがかったおばちゃんに驚かれたことがあります。
ペットボトルのキャップに飲み物を注いで飲むという行儀の悪い行為も、家庭内では黙認していました。
その14:鍵のおもちゃで遊ばせた
子どもって鍵が好きですよね。うちでは1歳4か月の頃、ワンワンとうーたん ワンワンとうーたんのいろんなカギという鍵を使うおもちゃを与えて、遊ばせました。NHKの幼児向け番組『いないいないばあっ!』のキャラのおもちゃです。
鍵穴にプラスチックの鍵をはめて上手く回すと、ワンワンやうーたんの声、テーマソングが流れます。現在販売されているものはうちが持っているバージョンとは色が変わったようですが、基本的な仕様は変わっていないようです。
その15:おもちゃでない物で遊ぶことも許可した
1歳4か月頃から、ベビーカーや親のカバンのバックルをよくおもちゃにしていました。また、部屋のスイッチでも遊びたがったので、抱っこした状態でパチパチON/OFFさせていました。
その16:パズルでたくさん遊ばせた
パズルは手先も器用になるし、算数のチカラも伸びるので1歳5か月頃から取り組ませました。
パズルは安いのでたくさん買ってあげられました(笑)
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その17:ひも通しのおもちゃで遊ばせた
幼児の知育おもちゃとして定番の「ひも通し」ですが、うちの子は1歳7か月頃にブームが来て、よく遊んでいました。大人しく遊んでくれるのも利点でした。
うちは写真のもの(幼児雑誌の付録)を使いましたが、ベビラボ アンパンマン はじめてのひもとおしのような商品でもいいと思います)
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その18:こどもちゃれんじのぬいぐるみでボタンの練習をさせた
1歳半頃から、こどもちゃれんじの「はなちゃん」というぬいぐるみで遊びながらボタンの練習をしました。
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その19:手で形を作って遊んだ
赤ちゃんの頃は先述のようにベビーサインをやっていましたが少し大きくなってからは以下の様な、「手で形を作る遊び」をよくやりました。
・ピース
関連記事『びっくりされる位早くにピースができるようになるコツ』
・手遊び
児童館などで習ってきたものを自宅でも楽しんでいました。
・じゃんけん
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ピースの前段階として、指を1本立てるのは1歳前に習得しました。物を指差ししたくて覚えた感じです。その後は「○○ちゃんは何歳?」と聞いて指を1本立てさせる遊びをよくやりました。
単に手を握ったり開いたりする遊びも楽しんでいました。うちの子が手を握っていたら「ぐー」、開いていたら「ぱー」と言ってあげると、喜んで何回も手をグーパーしていました。
2歳代の器用さを育てる遊び (秘訣その20~28)
その20:早くからハサミを使わせた
2歳になったばかりの頃からしまじろうのハサミを与えました。
ある程度使いこなせるようになってからは、「切り紙ドリル」をたくさんやりました。
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その21:塗り絵を与えた
2歳過ぎから普通の塗り絵に加えて、水塗り絵、インクは透明なのに色がつく塗り絵などいろんな種類を与えました。
関連記事『お子さんを塗り絵好きにするコツ』
その22:パソコンのマウスで遊ばせた
我が家が購入した幼児向け英語教材(ワールドワイドキッズ)にパソコンで遊ぶ教材があり、2歳過ぎからそれに取り組んでいたらマウス操作が上達しました。
※今はワールドワイドキッズの内容が一部変わって、この教材はなくなりました(スマホで遊ぶアプリになったらしいです。)
幼児がパソコンを扱うことには賛否両論あると思いますが、もしやらせてみたい方は、ペイントなどのお絵かきソフトをやらせるといいと思います。
その23:粘土遊びをたくさんさせた
最初は2歳になったばかりの頃、対象年齢が一番低い粘土ボーネルンド かんてんネンドStudio 4色セット 白/赤/黄/青 (寒天粘土) 【ボーネルンド】を与えました。しかし、反応はいまいちでした。
粘土遊びは2歳4か月頃にねんDo! ねんどきほんセットを与えてからよくやりました。
下の写真はその頃の作品です。
これからお子さんに粘土セットを買ってあげる方は、うちの買ったセットよりもねんDo! はじめてのねんどセットの方が安くていいですよ。amazonで約¥613です。
上記は小麦粘土ですが、小麦アレルギーがある場合は、ギンポー お米のねんど 12色入り A-RD12ZFの方がいいかもしれません。
粘土のお道具をそろえるなら、伸ばし棒(ローラー)と、麺のようなものが押し出せる「押し出し器」がそれぞれ一つあると楽しいですよ♪
押し出し器はうちにはいくつもありますが、よく使うのは雑誌「おともだち」の付録です。(写真の物)
その24:砂遊びをさせた
砂遊びは公園や児童館でもやっていますが、2歳4か月頃、室内用お砂遊びセットラングスジャパン(RANGS) キネティックサンドテーブルセットを購入してからは砂遊びといえばこれになりました。
※写真にうつっている砂遊びのお道具は、キネティックサンドのセットに、こどもちゃれんじの「おすなばのりものーず」や100均のものを足しています。ダイソーのお砂場遊びセットは豪華でおすすめです。
キネティックサンドとは、砂と粘土の中間のようなもので、自由に形を作って遊べます。不思議な触り心地で、大人の中にも癒しを求めてこれで遊ぶ人たちがいるそうです。他社からは違う名前で出ています。
この砂、惜しいのは、砂遊びの醍醐味である「水を使った遊び」ができないことです。水が土にしみこむのを観察したり、池を作ったりして遊んだりして理科的な力をつけさせるためにはやはり本物の砂場にも連れて行ってあげる必要がありそうです。
このキネティックサンド、脳科学おばあちゃんとして有名な久保田カヨ子さんも推奨しているそうです。
その25:小さい子でもできる折り紙をさせた
2歳半頃から、折り紙の真似ごとをさせました。小さい子でもできる折り紙ドリルなどを使いました。
関連記事
『2歳からはじめる折り紙』
『初めて覚える折り紙におすすめなのはコレ』
『子どもを折り紙好きにする!変わり種折り紙のご紹介』
その26:たくさん迷路で遊ばせた
迷路は2歳後半からたくさんやらせました。
迷路は思考力も鍛えますが、運筆力の向上にも役立つと聞いたので、うちの子が早くひらがなが書けるようになったのは迷路のおかげもあるかもしれません。
関連記事『迷路で知育!うちの子の迷路ヒストリー』
その27:どんどん家事のお手伝いをさせた
料理や洗濯物をたたむなど、家事はとても手先を使いますよね。うちでは2歳後半からたくさん家事を手伝ってもらいました。
そういえば、1歳代におままごとで「マジックテープのついたおもちゃの野菜」を切っていたことも良かったと思います。
関連記事『知育になるお手伝い』
また、子どもに料理体験させるイベントには積極的に参加してきました。(市や児童館の主催する親子料理教室、職業体験テーマパークのキッザニア、ショッピングセンターの子ども料理教室など)
その28:たくさん知育菓子を与えてきた
2歳後半頃からのおやつには、作って遊ぶお菓子(知育菓子)をよく与えてきました。
関連記事『おいしくてためになる!知育菓子』
※知育菓子については、上記以外にもたくさん記事を書いています。
遊べるお菓子のバリエーションとして、縁日のゲーム「型抜き」も与えたりしています。
関連記事『懐かしのあのお菓子で手先の器用さを鍛える!?』
3歳代の器用さを育てる遊び (秘訣その29~30)
その29:切り紙で遊ばせた
ハサミ練習の応用編として、3歳からは切り紙をやらせました。
うちの子が切り紙に一番はまったのが、3歳ちょうど~3歳1か月の頃です。
関連記事『3歳からの切り紙練習にはこれがおすすめ!』
その30:ピアノのおもちゃ・鍵盤ハーモニカを教える
まだピアノは習わせていないのですが、3歳代からピアノのおもちゃを使って、ちょっとした曲を教えています。(かえるの歌など)
幼稚園では鍵盤ハーモニカ(商品名としてはメロディオン)に取り組んでいます。
追記
うちの子はやっていないのですが、以下のような遊びも手先の器用さを鍛えるそうです。
・ストロー落とし
保育士をしている友達が自分の子どもに作ったと言っていました。
<作り方>
空き容器にドライバーなどで穴を開ける。誤飲しない長さに切ったストローをその穴に落として遊ぶ
・コマ回し
おもちゃコンサルタントの先生が、講演会でおすすめと言っていました。