トイレトレーニングの方法まとめ その3:トイレトレーニングQ&A

トイレトレーニング

トイレトレーニングQ&A

Q:トイレトレーニングはできるだけ早く始めた方がいい?

A:早く始めると遅く始めた子よりは早くオムツを卒業できると思いますが、トレーニング期間は長くなる傾向があります。

(例えば、1歳半で始めると10カ月かかるところが、2歳半で始めると3か月で取れるなど)

遅く始めた場合、トレーニング期間は短くなる傾向がありますが、オムツでするのが当たり前になってしまっていたり、イヤイヤ期にぶつかってこじらしてしまうこともあるようです。

つまり早く始めることにも遅く始めることにもメリットデメリットがあります。


Q:トレーニングが進んで普段はパンツを履かせているけれど、外出時はオムツにしたい。パンツに慣れるとオムツを嫌がる子どもがいると聞くけど、どうしたらいい?

A:外出時のオムツのことを「おでかけパンツ」という楽しい名称で呼ぶとよいかもしれません。こどもちゃれんじに書いてあったことの受け売りですが。


Q:トイレトレーニングに使用するのは、おまると補助便座、どっちがいい?

A:おまるは補助便座の前段階という位置づけです。しかし、必須のステップではないので補助便座から始めても全く構いません。
おまるを使うトイレトレと、最初から補助便座を使うトイレトレ、どちらもメリットデメリットがあります。おまるでも補助便座でも、ご自分に合った方を選んでくださいね。

<おまるを使うメリット>

いきなり補助便座よりも子ども的には心理的抵抗が少ない
トイレという場所自体が苦手な子や、おうちのトイレが2階にあるなど遠い場合、寒い時期のトイレトレーニングに向いている

<おまるを使うデメリット>

ママの後始末が大変。子どもがおまるに慣れて補助便座への移行を嫌がる可能性がある


<補助便座から始めるメリット>

より実戦的なトレーニングができる、後始末の手間がかからない

<補助便座から始めるデメリット>

トイレに辿り着くまでにもらしてしまったり、トイレという場所を嫌うお子さんには向いていない
補助便座は足が下につかないのでふんばりにくい ※これは踏み台を用意することで解消できます

ご注意:補助便座は、家の便器と形が合わないことがあります。
(これを防ぐために、マンションなど集合住宅に住んでいる方は、近所に先輩ママがいたら使っている補助便座のメーカーについて聞いてみてもいいかもしれません。)

おまるが補助便座に、さらに踏み台にもなるタイプの商品もありますよ。

コンビ ベビーレーベル おまるでステップ ( レーベルオレンジ )

補助便座は男の子は前方のカバーが大き目の方がおしっこが飛ばないです。
女の子は逆にカバーが大きいと拭きにくいです。



Q:子どもがトイレを嫌う理由って何?

A:トイレが狭かったり、寒かったり、殺風景だったりの理由でダメなお子さんが多いようです。
トイレの空間を温めたり便座シートを貼ったり、おもちゃを置いたりすると少しは馴染んでくれると思います。

うちは、
アンパンマン 吸着 消臭シート(便器のふた内側に貼ってます)

アンパンマン 吸着 補助べんざシート 2組入

サンスター げんき100ばい!よくできましたシール それいけ!アンパンマン アンパンマン 2200010A

等で飾っています。

また、水を流す音がこわいお子さんもいます。その場合、後からおうちの方がそっと流してあげてください。

密室も嫌がるお子さんが多いので、一人でトイレができるようになっても、しばらくはドアは開けたままでさせてあげてください。



Q:トレーニングパンツには紙おむつタイプと布タイプとあるけど、どっちがいい?

A:トレーニングパンツの目的は「濡れた感じを本人に自覚させる」ことですが、紙おむつタイプのトレーニングパンツはそれが分かりにくいです。なので布タイプの方がいいです。紙おむつタイプの方が処理は楽なので、お出かけ時などに使うようにして、日常使うのは布のタイプの方がいいと思います。

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Q:おしっことうんちはどちらを先にトレーニングしたらいい?

A:その子によって、どっちの感覚がつかみやすいというのは違います。うんちが先に高確率でトイレでできるようになる子もいれば、おしっこが先にできるようになる子もいます。トレーニングもはどっちを先にしても、同時にしても大丈夫です。

うんちのトイレトレーニングのコツは、騒がないこと・焦らさないことです。うんちはデリケートなものなので、ママが焦ると子どもはびっくりし、出るものも出なくなって便秘になってしまうケースもあります。



Q:早めにオムツが取れるデメリットはある?

A:外出が大変になります。また、おしっこの間隔がまだ短いうちにオムツが取れると、しょっちゅうトイレに連れていくことになります。



Q:外出時、子ども用の補助便座がない時はどうするの?

A:補助便座がない時は、お子さんを手で支えてあげてください。おでかけ用の折りたたみ式補助便座という商品もありますが、私はなくてもいいかなと思います。
サンコー 折りたたみ式補助便座



Q:男の子に立っておしっこするのを教えるタイミングは?

A:トイレトレーニングがある程度完了してから教えるのがいいと思います。お父さんがやり方を見せてあげてください。



Q:上手く行っていたのに後戻りしてできていたこともできなくなってしまいました。どうしたらいい?

A:後戻りはよくあることです。その理由は様々です。下に弟や妹ができた時にママの注意をひきたかったり(=赤ちゃん返り)、転居などで何かストレスがかかっていたり、ママにしかられたことが原因だったり。

思い当たる原因がなくても、できていたことができなくなるのはよくあることなので、気にしすぎずゆったりトレーニングを続けてください。

あまりにも後戻りがひどいようなら一時トレーニングを中断したり、お子さんを思いっきり甘やかす時間を取ったり、いろいろ試してみてください。



Q:トイレトレーニングがこじれた場合の対処法は?

A:トイレトレーニングがこじれたら、数週間から数カ月中断するといいです。おむつはずれは別にいつまでにしなければいけないということではないので、焦らずに中断してください。中断している間は普段よりもっと優しくするように心がけて、信頼関係を高めるようにするといいかもしれません。



Q:トイレトレーニングを中断すると今までやってきたことが全て無駄になりませんか?

A:大丈夫です。中断しても、それまでに掴んだ感覚はけっこう覚えているようです。また再開した時にゼロからのスタートということはありません。



Q:昔の子はなぜおむつ外れが早かったの?

A:お手本となる子どもがたくさんいた、布おむつで濡れた感じが分かりやすかったなどの理由もありますが、一番違うのは親の意気込みだと思います(笑)

昔は布おむつを汚される代わりにトイレでしてもらうと、洗う手間や経済的にすごく助かったので、早くからトイレトレーニングに取り組んだし、親も必死だったようです。



Q:紙おむつのままトイレトレーニングできる?

A:可能ではありますが、時間がかかるので、紙おむつとトレーニングパンツを併用している人がほとんどだと思います。
トイレトレーニングの最後の方では「紙おむつにも出してはいけない」という感覚が芽生えるようで、紙おむつでもトイレトレが進みます。



Q:第二子の出産を控えていてもトイレトレーニングできる?

A:カリスマナニーのジーナさんは、余裕を持ってトイレトレーニングすることをすすめているので、出産の2か月前からはやらない方がいいと言っています。

その時期はストレスから赤ちゃん返りする子もいるので(うちもそうです)母子共に不安定な時期のトイレトレーニングは私もリスクが高いと思います。

しかし、ママ友などから聞いた話では、そのタイミングで外している人も多いです。「上の子にお兄ちゃんお姉ちゃんという自覚ができる」「オムツを2人分買いたくない」等の理由から、逆にトイレトレーニングに適した時期とも言えるからです。

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2016年1月追記:トイレトレーニングまとめは、ページが長くなりすぎたので、記事を3つに分けました。
他の記事をまだお読みでない方は、良かったらご覧ください。

トイレトレーニングの方法まとめ その1:基本編
トイレトレーニングの方法まとめ その2:トイレトレーニングに役立つグッズ