速く走るコツ満載!スタートラインのかけっこ教室のレポ

子どもと楽しくお勉強

運動会シーズンですね。うちの幼稚園は年中組からリレーがあります。それに備えてかけっこ教室に行って来ました。

「体育指導のスタートライン」という会社が主催している、『秋の運動会に向けて!かけっこ特訓in新木場』というものです。

かけっこレッスンの基本情報

・会場は新木場

・レッスン時間は3時間

・対象年齢は年中から小学6年生

・定員は30名と聞いていましたが、それよりたくさんいました。(幼稚園児が15名、45名位)

年中児のかけっこレッスンの内容

受付をしたらリストバンドをつけてもらう。(5色あり、番号が書いてある。リレーのチーム分けと走順の目印)
園児はさらにゼッケンもつける(園児の目印)

準備体操

足を閉じたジャンプ(グージャンプと呼んでいた)でコーチのところまで行く
高く大きなジャンプで行く
グーパーで行く

その場でグージャンプを5回して、頭のてっぺんを前に向けて走り出す

体育座り(お山座り)で座ったところから笛の音を聞いて走る練習
後ろ向きで座ったところから笛の音を聞いて走る練習

みんなにスタートのポーズをとらせる。それをコーチが直す

クイズ:コーチのポーズを見て、どっちが良いスタートのポーズか当てる
答え:違う手と足が出ている方がマル。同じ手と足が出ている方はバツ


良いスタートポーズから走る


位置について(気をつけ)、ヨーイを早く何回も繰り返す

クイズ:前の膝を伸ばすかどうか
「前のお膝はピーンとした方がかっこいい?曲げた方がいい?」
答え:曲げる(その場でジャンプすると曲がる、これと一緒と説明)


膝を意識して走る

クイズ:「顔は前に出すのと、後ろに下げるの、どっちがいいかな?」
答え:前の方が走りやすい(前におっとっと、後ろにおっとっとと倒れてみる)


顔を前に出すのを意識して走る

クイズ:「まず頑張るのは手かな?足かな?」
答え:まずは手を頑張って欲しい。手が速く振れると足も速く動く
(いち・にと行進しながら、手は速く、足だけゆっくりやってみる実験)


その場で手を速く振る練習
その場で手を速く振り、先生の合図で走る

クイズ:「腕振りの形どれが正解?(コーチの動きを見て当てる)」
1:腕を伸ばしたまま2:パンチみたいにする3:後ろに速く振る」
答え:3(他は振りづらい)


腕振りを意識しながら走る

クイズ:「ゴールでは止まっていい?」
答え:ダメ。「奥まで走る」を意識して


本格的な機械(電子計測器)を使って一人一人50m走のタイム計測


パラシュートを身に着けて走る


コーナーを曲がる練習

クイズ:「バトンはどこを持つ?」

答え:相手に渡しやすいように「下の方」が正解


バトン渡しの練習

小学生と合流し、一人がトラックの4分の1(=1人100メートル)走るリレーを計2回

整理体操

全員で記念撮影

タイムの記録カードとともに、コーチからアドバイスをもらって終了

コーチからのアドバイス(速く走るコツ・練習法)

・手に力が入りすぎるといけないので、グーの穴から向こうが見えるくらいに軽く握る

・顔をお膝より前に出す、背中は真っ直ぐじゃなくて斜めにする

※この前傾姿勢の練習で、大きい子には立ったところから倒れる感覚を説明するが、小さい子はそうやって前傾しようとするとお尻が出てしまうことがある。

幼児におすすめの前傾姿勢の練習:親が後ろから子どもの腰を捕まえて、子どもは親を引っ張るように走らせる

・頭のてっぺんを前に向けると、自然と足が出てくる
(地面から頭にかけて伸びている矢印を前へ向けるとのことで、人差し指を頭に立てて説明していました)

・腕を良く後ろに振る(後ろに悪者、例えば「ばいきんまん」などがいてそれをやっつけるつもりで)

・1歩目が大きすぎると身体が沈みやすく、スムーズに走れない。1、2歩目はセットくらいの感覚で、1歩目は小さく、その後素早く2歩目を出す

・コーナーを曲がる時、顔はコーナーの内側を見ながら走る(車の運転の時のハンドルと一緒)

・カーブの出口はスピードを上げるポイント。テンポアップすると周りと差がつけられる

今回わりと詳しく練習方法を書きましたが、この内容は学年によって全然違います。(これは年中用)

また、現場でしか学べないこともたくさんあります。

参加できる地域の方は、良かったら実際に参加して、お子さんの学年に合ったコースを体験してみてください。

スタートラインのかけっこ教室に参加してみた感想

・8100円という料金は安くはないですが、時間も長いしスタッフもたくさんいるので納得感があります。
(ちなみにスタッフは16人位で、女性はそのうち5人でした。女性は園児など、小さい子を受け持つようです)

スタッフが多いので、ゴールでタッチ、スタート位置に戻る途中でタッチしてくれる係がいて、子どものやる気につながっていました。
走ってる間は速く手を叩いて応援してくれていました。

・園児にもちゃんと「どうしてそのやり方だと速く走れるのか」の理屈を説明してくれていたのがいいなと思いました。

・3時間のレッスンですが、意外なことにトイレ休憩はありませんでした。行きたい子は個別に連れて行く感じでした。トイレもヨーイドンで走らせて連れて行っていました。

・リレーは2回やったのですが、1回目が終わるまではそのことを隠していました。2回やることを教えないのが面白いと思いました。(全力を出させるためですかね)

・集団レッスンですが、個人に対するフォローもありました。最初に親は何か気になること、伝えておきたいことがあるか聞かれます。
最後は、一人ひとりにレッスン中のメモを元にしたアドバイスをもらいました。

・メインコーチとして、永野佑一先生という方がいらっしゃいました。日本Jr400mハードル1位などの成績を残された方らしいです。最後リレーでアンカーとして走りを披露してくださいました。

これからスタートラインのレッスンに参加したいと思っている方へ

・レッスンを予約するにはまず会員登録が必要です。支払いはレッスン後の後払いになります。コンビニ払いかクレジットカードが選べます。
年会員という制度もあるのですが、今回は特別レッスンだったので年会員の割引対象外で、うちは年会員にはなっていません。

・レッスンは雨だと中止になります。天気の悪い日は、体育指導のスタートラインの公式ツイッターで開催の有無を確認して下さい。
(レッスン開講2時間前までには中止かどうかアナウンスがあるそうです)

・水はしょっちゅう飲む時間があるので、多めに持って行った方が良いです。

・会場によっては親が座る用に、レジャーシートがあると便利だと思います。女性は日傘を差している人もけっこういました。

・レッスン中は基本親が見学し、水を飲む際は親のところに戻ります。
ただ、「荷物の置き場を決めれば親はいなくてもいい」ようです。小学生の中にはそうしている子もいました。

・今回のレッスンは新木場で3時間コースでしたが、普段は千駄ヶ谷や世田谷で50分~90分のレッスンを主に開催されているようです。かけっこ以外にも、さかあがりやダンスなどいろいろな教室があります。同じかけっこ教室でも、年齢と時間の長さによって内容が違うようです。このブログの読者様には、「お受験対策のレッスン」「えいご体操教室」などもおすすめです。

英語で体操と言えば、最近「My Gym(マイジム)」っていう英語で習える子ども向けフィットネスジムも気になっています。まだ関東にしか店舗がなく、月謝が月2万くらいかかるようですが…。

走る練習にはジャンプもいいみたいなので、下の子が3歳になったら「トランポランド」(トランポリンを楽しめる施設)にも行きたいと思っています。